
「お客さん、かゆいところはございませんかし？」
「右側頭部ッフ」
「石ためキ、頑張リ毛すＪ…」
「無理するな新人…左たぬきが変わるし」

夕方、学園の片隅。担当が決まらず途方に暮れていると、熊ほどの大きさのもどきをたぬき達が3匹がかりで毛繕いしている所に出くわした。
器用にもたぬきサイズのクシとブラシで細かなゴミや脂を取り除かれ、これまた小さなハサミで毛先を整えられたもどきは満足そうに鳴いた。

「お客さん、お疲れ様でしたし」
「ヴッフ♪」
「早速【もどきおくりの儀】に取りかかりますし、しばらくお待ちくださいし」
「ヴッフ…」

もどき送り？
じっと見つめているとリーダー格のたぬきが此方に気づいたのか話しかけられた。

「こんにちはし、トレーナーさんかし？」
「ああ、こんにちは。…一応ね」

一応。その言葉に何かを察したのか、じっとこちらを見つめるとやがて微笑む様な表情を浮かべた。

「たぬきとしては、あなたに皇帝のご縁があることを祈るばかりですし」
「皇帝…?よく分からないけどありがとう。ところでさっきのもどきおくりの儀っていうのは何なの？」
「大きくなったもどきをたぬきの国に連れて行く儀式ですし、もどきもたぬきもためきも盛大に見送りますし」
「生贄の儀式か何か？」
「全然違いますし…。せっかくですし、最後まで見ていかれてはどうかし？」
「いや、俺は…」

断ろうとすると、さっきのもどきに袖口を食まれた。

「案内しますヴッフ」
「もどきは学園で小たぬきやもどき達の送迎を生業としていましたし、最後の仕事をさせてやってほしいし」

背中に跨がれということなのか、俺に背を向け顔だけをこちらに向けている。
確かに就業時間を終えて時間はある。

「仕方ないな」

もどきの背に乗り林の方へ向かうと、そこはたぬき達やもどき達がお面をかぶり、屋台の食べ物を楽しみ射的やヨーヨー釣りに興じるたぬきサイズの縁日があった。

「お代はトレーナーさんと学生さんからは頂きませんし、おくりの儀が始まるまで楽しんでくださいし」
「お手洗いや食事場は望めば現れますヴッフ」
「君が催した時はどうなるんだ？」
「もどきとアイドルはトイレいかないヴッフ、常識ヴッフ」

たぬきは準備がありますから、と言い残して去ってしまった。
良く見るとたぬき達以外にも生徒達の姿があった。
友人やトレーナーと楽しむ者、一心不乱にわんこそばならぬたぬきうどんをおかわりし続ける者、もどきの抜け毛から作ったという赤い六角形のお守りを買っていく者。
生徒達とすれ違っては既にトレーナー付きで有ることに気付いて去っていく。
これ以上は心が折れるので一度忘れてしまうことにした。
そういうことなら楽しませてもらおう。

「…たぬきうどんはインテリためきのアイデアで今やたぬき達の名物ヴッフ、たぬきの教義に従って動物性のダシを使わずコンブやシイタケの旨味を生かしてるヴッフ。」
もどきの毛は高熱と衝撃を加えると金属として扱えるヴッフ、まさしく皇帝の血肉のたまものですヴッフ。
たぬき達は皇帝に魂を与えられたぬきの国にいつでも行ける代わりに学園の外では実体を保てないヴッフ。
そんなもどきの観光案内とたぬき達の生態を聞きながら何故か異様に広い祭り会場を巡っていると、やたら繁盛している屋台を見つけた。

「たぬき形焼き、冷凍ためき棒、もどき肉のから揚げ、いかがですかJ！」
「ダヌー♪美味しいポコー♪…暑っ…やばいし…」
「もどき肉３つ…ヴッフ」
「４っつくださいち！」
「そんなに食べたらお腹いっぱいになるし…冷凍ためき棒２つ下さいし…いや４つじゃなくて２つで十分ですし…」
「唐揚げお願いしまーす」
「毛ヰどあリですJ！」
「熱いので気をつけて下さいし。この勢いで稼ぐし…」

何故か電池をタバコのように咥えたためきが店長を務める屋台で唐揚げ？の気ぐるみを着た2匹のたぬきがそれぞれ接客と息も絶え絶えに踊りながら宣伝している。
名称にギョッとしたが、どれも美味しそうなのでいただくことにした。

「全部ください」

たぬき形焼き…人形焼よろしく、たぬきを模った卵を使わないカステラ生地に求肥と粒餡を詰めて、その上からメープルシロップをかけたもの。
冷凍ためき棒…割り箸とお好みのシロップかき氷を鯛焼き型ならぬためき型の間に挟み、形を整えたもの。実はたぬき形焼きの型と共有してコストダウン。
もどき肉の唐揚げ…ダシと香辛料を吸わせた高野豆腐の鳥唐揚げもどき。もどきの顔を模した紙容器に入っている、5個入り。

「…もしかしてコレ全部パチもんじゃないか？」
「皇帝に怒られるヴッフ」
「ハ°…ハ°千ってないですJ…全部ためき才りジナゑヤヰデヤですJ…、毛ヰどあリですJ…」
「店長休憩入りますし…。ぜったい皇帝に怒られるし・・・」

目線をそらされ黙っていてほしいと言わんばかりに袋に詰めた大量の品を押し付けられた瞬間、赤い壁が目の前に現れた。
それが何なのか最初はわからなかったが、ゆっくりと目を凝らすと巨大ななにかの手の甲であることに気づいた。

「え？」

その手はゆっくりと優しく屋台ごとたぬき達を握りしめると呆気にとられる客たちを尻目に上空へと向かっていく。
やっぱ怒られたし！
赦レてほレいJ…。
再研修３日はむしろ温情ですし、心を入れ替えますし…。
そして手の中から漏れ出てくる懺悔と緑の閃光を最後に屋台と赤い手は跡形もなく消え去った。

「偉大なる皇帝はああして、たぬきともどき達をしっかり見てるヴッフ、悪いことは出来ないヴッフ」
「怖…」
「安心するヴッフ、皇帝に気に入られたらVIP待遇ヴッフ。そうじゃなくてもさっきのと一緒くらいの扱いヴッフ」

その言い方は、下手すると人間も連れて行かれるということなのか？

この大量の食べ物をどうしようかと考えながら会場の外れにくると、変わった巫女装束を着た見慣れない生徒を見つけた。
白衣と紅袴の色が逆になり黄色い帯を締めた彼女は美しくも眼光鋭く、飢えた肉食獣のような張り詰めた強い意思を感じさせた。何より特徴的なのは…。

「アンタ、この顔の傷が珍しいかい？それともこのカッコかい？」
「いやその…そう両方なんだ。気を害したなら済まない」

正直なのは美徳だな金太郎。
そう言うと彼女は俺から袋をひったくると漁り始めた。

「詫び代わりだ、どのみち困ってたんだろ？寄越しな」

片っ端から腹に収めて行く姿を眺め、袋が２つほど空になった辺りで再び話しかけた。
もどきは、「そろそろ会場に行かないといけないヴッフ、後はフィーリングでいくヴッフ」と言い残して去っていってしまった。
ここまで案内してくれてありがとう、余計なお世話だ。

「その衣装は？」
「…たぬき連中に靴とトレーナーを融通して貰う代わりだよ。タダでもいいって言ってたが、タダ働きさせるのは性に合わん」

そしたらこの服着て儀式を手伝ってほしいってな。
彼女はその場でくるりと一回転すると、どうだ？と言いたげに此方に目線を向ける。
先月の模擬レースを思い返すと確かに一枠出走が無かった。

「君は確か模擬レースに…」
「出られなかったよ。悔しかったなぁ、見てるだけってのはさ」

彼女はポツポツと語り始めた。
失踪した父親が残した負債で苦しんでいること。
母と弟が僅かな生活費の中から捻出して送ってくれた靴を利子を取り立てに来た金貸しにズタズタにされたこと。
レースに出て負債を返そうとしていること。

「家族を虫ケラみたいな目で見やがったアイツら全員見返してやるんだ」

怒りと憎悪に歪んだその顔はまさしく猛獣のようだが、どこか深い悲しみを湛えているようだった。

「…俺で良ければ、トレーナーとして君に付いていきたい。」
「有り難いけど同情かい？それとも…まあ何だっていいけどさ」

面倒なことに首突っ込むことになるぜ。
両目の下に刻まれた傷を触りながら彼女は言ったが、そんなことはどうだっていい。

「君に手を貸したい。誰だって家族や自分を傷つけたヤツを殴り返してやりたい、君もそうなんだろ？」

あっけにとられたような表情を浮かべた後、幾重にも重なった円のような虹彩を嬉しそうに歪め彼女は笑った。

「俺は【パーセクタイガー】、底の底までよろしく」

思いがけない出会いに皇帝とやらの縁を感じると共に高揚を隠せなかった。
そうしてしばらく彼女と会話を交わしているとアナウンスが流れた。

「まもなく、【もどき送りの儀】が始まりますし、参加者の皆様は中央にお集まり下さいし」

先に向かってるから。そう言い残して彼女はかなりのスピードでたぬき達の間をすり抜けていってしまった。伊達に学園の生徒ではないということか。
会場アナウンスに従って儀式場に向かうとあの大きなもどきが同じ仲間や大小のたぬき達に囲まれているのが見えた。
聞こえてくる言葉はどれも別れを惜しむ思いと激励が込もっている。

「それじゃあ、行ってくるぜ」

彼女は儀礼場へと歩みを進め、宮司の格好をした三匹のたぬき神官から錆びた斧を受け取った。
彼女をその場に残して後ろに下がってもどきを三角に取り囲むように神官達は位置に着いた。

「では皆様危ないので前方から離れて下さいし」

コホンとたぬき神官が咳払いをすると【おくりの儀】が始まった。

「皇帝との約束を賜りし、慈悲深き皇帝の魂を与えられたぬきの子らにお力を授け賜え…し」

たぬき神官が祝詞を唱えると、構えた錆び斧に緑の光が満ちた。

「いま皇帝との約束を賜りし、血と肉を与えられたもどきの子が闘争の申し子たる皇帝の御下に向かいます…J」

そして光で満たされた斧は錆など最初から無かったように煌めき鋭利な刃を取り戻した。

「今ですし！今がその時ですし！祝詞を！」

片足を軸に、野球の投球フォームのような構えを取り彼女は息を吸う。

「…トォォマホうぅぅクぅゥウぅ！ブゥぅぅめえエラああアアぁああん！！！」

咆哮とともに凄まじい膂力で投擲された斧は暴力的な勢いでもどきの前方に飛んでいき、空間に穴を開けた。
その穴からは火星が見えており、どうやら宇宙に空間はつながっているようだった。

「ヴッフ！ヴッーフッ！」
「がんばるちー！」
「皇帝によろしくし！頑張ってくるしー！」
「寂レ久なったら帰って久るJ…」

それぞれの声援を背に受けてもどきは前方の宇宙へと猛スピードで疾走し、くぐり抜けると同時に空間ごとかき消えた。

「もどき送りの儀、此れにて終了いたしますし、協力していただいた【パーセクタイガー】さんとそのトレーナーさんに感謝の拍手をお願い申しあげますし」

万雷の拍手の中、照れくさそうに彼女は握手を求め、俺はそれに応じた。

「これからよろしく頼むぜトレーナー、一緒にレースに殴り込もうぜ」
「こちらこそよろしく」

これから忙しくなる、それをどこか嬉しく思える自分がいた。
何あの光？宇宙？火星？斧でワープ？一緒に湧いてきた疑問の数々から目は逸らした。

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ゲートが開き一斉に選手たちが駆け出した。

「無謀な賭けだナぁ、ホント君には同情するよ」
「いいえ、勝ちますよ彼女」
「…知ってるでしょ、ホラあの子」

聞き分けのない子どもを見るような呆れた目つきで一瞥すると、第一・第二コーナー共に先頭を走る選手を男は指差す。
【ビーストライン】。今レース一番人気、【完璧】に最も近いと称される彼女はハッキリ言って格上の相手だ。

「あんな子がいるからこんな賭けが成立するんだから感謝してよね」
「…やっぱり勝ちますよ」

今度はこちらが笑う。
なんだ？と言いたげな表情を浮かべる男がターフに目を向けると、第三コーナー後の直線で彼女の背後についた【パーセクタイガー】にようやく気がついた。

…最終コーナーを回り最後の直線へ入る。
先頭を走る【ビーストライン】と後方の俺は大体ハナ差、仕掛け時は此処だ。
追い縋る、勝つためにヤツも俺もただゴールへと加速する。

「いける…」

このまま押し切れる、いつだって楽天的な考えは俺を裏切ってきたのにどうしてそんな事を考えたのだろう。
ビーストラインは俺を見据えると笑みを浮かべて更に加速した。
未来とか希望とか、そういった綺麗なものが全部目の前から遠ざかり、慣れ親しんだ暗闇が後ろから迫って来る。

「…むり」

ビビって顔を上げると観客席のトレーナーの顔が見えた。
偶々なのか、それとも何かに縋りつきたかったのか？俺は一発でソイツを見つけてしまった。
なんて顔してんだ、俺が一着取れなかったらお前殺されんだぞ、なに勝って当たり前みたいな表情なんだよ。

「諦めたくなくなっちまうだろうが」

深く息を吸い、利き足で大地を踏み締めると俺の後ろから虎が駆けて来る。
ーー走りの調子がいい時は決まっておかしなものを見る、頭の血液だか酸素が足りてないのか兎に角ぶっちぎりで速く走る虎の幻だ。
それが俺と一つになって溶けていく。
アタマから余計なものは消えて、思考はどんどんクリアに、体は灼けるように熱が走る。
家族とトレーナーの顔が浮かんでくる。
そして競う相手がいる。
俺は誰よりも勝ちたい。
爆ぜるように駆けた。
歓声も実況も悲鳴も置き去りにして。
俺はこの場で最も速い事を証明し、明日の希望を奪い返した。

「…次は負けない」　

眼だけでぶっ刺されそうなくらい気迫の籠った再戦要求に、俺は息を整え空元気で応えた。

「次もぜってぇ俺が勝つ」

右腕に包帯、左腕にSFめいたメカニカルな手甲を嵌め、背に天使の翼が刻まれたライダースーツに袖を通したパーセクタイガーは見事レースを制した。
…命拾いしたな。
そう言いたげな金貸しの男は取り巻きの女を引き連れ観客席から去っていく、それを見送り思わずガッツポーズを決めた。
拾ったつもりはない。俺は最も速い彼女に命を賭けているだけ。
今回の賞金と俺自身にかけられた生命保険を担保にしたレースで彼女は見事勝利した。
取り立て側が負債と家族の身の安全をたてにたびたび迫ってくる闇レースに近いもので、彼女が学園側に助けを求められなかった理由でもある。
奴らからしてみれば出走どころかトレーナーが付くことも予想外だったに違いない。

カラン。カラン。

下駄を響かせながら一人の男が此方に近づいてくる。

「ずいぶんと上機嫌だな。まだ一勝目だぞ気を抜くな馬鹿者」
「あ…その、すみません」

白髪と白衣に身を包みぎらついた瞳を此方に向けている男は、学園への出資と国内レースを牛耳る民営団体ＮＵＫーーその現会長。
3年後の国営化による新体制移行に伴い引退が決まってはいるが未だその影響力は内外を問わず根強い。
勝てば債権放棄、負ければ彼女の身柄と俺の生命で精算。
俺と彼女の後ろ盾であり結果を反故にされないのはこの男あってこそだ。

「まあ良い。早く労ってやれ、奴は控室に戻っている頃だ」
「…！それでは失礼します」

彼女を労いながらレース後の控室でテレビを付けていると、観測中のブラックホールが突如消滅したというニュースが流れた。
映像には確かに何か巨大なものに吸い込まれるように消えるブラックホールが映されていた。だがあの満足そうにどこかへ泳ぐように向かうあのシルエットは…。

「見たか？トレーナー、あいつ元気そうだったな」
「嘘だろ…｣

ーーーー－－－－－－－－－－－－－－ーー

星の海を泳ぐメタルビースト【クジラ2005Dもどき】は館内放送のレース中継を終えて、乗組員も母艦もご機嫌な午後のワークタイムを過ごしていた。
定時後にはコンサートが見れる事だろう、定時後を楽しみにしている者も多い。

「ヴッフ♪」
「ブラックホール！久々の大物だし、とっとと縮退炉にブチ込んでくるし！…研修長引きすぎだし…最前線だし…」
「仕方ないし…研修終わったらコーメイさんのところに転職でもするかし？アンドロメダ流国はこの時期暖かいらしいし…」
「汝１よ毛っと真っ当なイ土事すゑJ…」

外宇宙航行艦としての役割を得たもどきは人類に連なる者達のために友好的な種族との折衝、地球型惑星製造のため質量資源回収などの任を皇帝より与えられ、体内にたぬき達をクルーとして格納している。

「ヴッフ！？」
「やばいし！ラ＝グースの欠片だし！ブラックホールに擬態してやがったしぃぃ！」
「ふざけた真似しやがってし…ぬか喜びの礼はたっぷりしてやるし…｣

もどきの取り込んだブラックホールから大量の腕が飛び出し辺りの設備を手当り次第に取り込んでいく。外宇宙航行はこの様なトラブルと隣り合わせで日常茶飯事である。
辺りは瞬く間に閃光と轟音に包まれ、床一面に排莢のカーペットが広がった。

「ちちちちち…！この反動がたまらないち！」
「まずいし…火力が足りないし…」
「ボサッとしてんじゃねぇし！とっとと吐き出せハラワタ食い破られるし！」
「ゔゔゔヴッフ！」

たぬき達が備え付けの機銃で牽制しながら檄を飛ばすと、もどきは体を震わせラ＝グースの欠片を吐き出した。
空間支配すらままならぬ極小個体だったことは不幸中の幸いとも言える。空間支配まで到達したたぬきの個体数は少なく、最悪の場合生徒らの力を借りなければ対処不可能だっただろう。

「ヴッフ…前方０．０１虚無にラ＝グース分体確認。艦載たぬきは殲滅に当たるヴッフ！」

どことなくげっそりとしたもどきはたぬき達に指示を飛ばし始めた。
彼らあるいは彼女らの使命の一つ。人類がまだ対応出来ない敵対生命との戦闘が始まった。

無駄口を叩く事無くたぬき達はそれぞれのコクピットに乗り込んだ。無数のコードがその体に打ち込まれ、たぬき達は元の姿を取り戻していく。
吐き出された欠片はすぐさまもどきに向けて腕を伸ばし、その先から【ドグラ】を打ち出した。
しかし光と同じ速度で放たれたドグラがもどきに届くことはなく。
開いた口もといハッチの上に立つためきーーネオゲッター2022の放ったプラズマサンダーが腕の8割ごと飲み込んでいった。
残心を終えた一番槍のためきが予備バッテリーを排出すると同時にマシンガンとナイフに持ち変え前進し、それに追従する様にたぬき達は緑光を伴って突貫していった。

たぬき達の戦いは続く、その先にあるものを目指す為に。